みなさん、こんにちは!
コロナとの戦いも間もなく3年ですが、みなさんお元気ですか。
「おきゅう」のはなしも3か月ぶりですが、私もこの間に新型コロナウイルスにかかってしまいました。
実はこのところ、「おきゅう」をサボっていたので、まんまと抵抗力が下がってしまっていました。情けないですね。
コロナの症状は想像していたよりもとても苦しく長いものでしたが、毎日せっせとお灸をしました。背中は自分ではできないので、家族にも手伝ってもらいながら。
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それにしても改めて思ったのは、普段の健康管理の大切さです。病を得てからお灸をするより、病に負けない(負けにくい)身体を常に用意しておくこと、それが大事だと思いました。
そのために大切なのは、栄養と休養です。加えて運動やお灸です。全部合わせて「養生」と言います。
わかっちゃいるけど、やめられない。わかっちゃいるけど、できない。それが人情ですけれど・・・
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さて、「おきゅう」のはなしもいよいよ本題です。
「よもぎ」や「もぐさ」のチカラと「おきゅう」のすばらしさ(効果)を5回にわたってお話してきましたが、では、「おきゅう」を「どこに、どうやってすえたらいいの?」とみなさん疑問に思っているかもしれませんね。
「おきゅう」に関心のある人たちにとっておそらくもっとも知りたいこと、関心のあるテーマではないかと思います。
今日はその疑問に答えていきたいと思います。
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「おきゅう」の効果を最大限発揮させるときにもっとも重要なのは、「おきゅう」をどこにすえるかということです。別の言い方をすると、どのツボを使うかということになります。それぞれのツボには独特の効果があるのです。ただし、治療ではツボとは関係なく神経や筋肉をねらうこともあります。
では、今日は腕や手のツボを紹介しましょう。
【場所】親指の付け根の骨と、人差し指の付け根の骨の間、押すと痛いところ
【効果のある症状】目の疲れ、目のかすみ、結膜炎など目の症状、
歯(下)の痛み、抜歯後の痛みなど口の症状、
鼻づまり、ニキビなどの顔の症状
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【場所】肘を曲げたときの外側のしわの先端、押すと痛いところ
【効果のある症状】肩こり、首こりなどの症状、
腕の痛み、肘の痛み、手の痛み、親指と人差し指の痛み、
頭痛、のぼせなど頭や顔の症状
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【場所】力こぶをつくったときに出る肘のしわの前側の腱(コリコリ)の外側、押すと硬くて痛いところ
【効果のある症状】咳、喉の痛み
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【場所】人差し指と中指の付け根で、大きな関節の手前のくぼみ
【効果のある症状】寝違え、首が回らないなど
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それぞれのツボにゴマ粒くらいの「おきゅう」を5~7個すえます。
他にも、ものもらい(麦粒腫)のツボ、ぎっくり腰のツボ、痔出血のツボなど色々あるんですよ。
次回は足にある面白いツボを紹介します、どうぞお楽しみに!